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チームワークを高める4つの方法とは?5つのポイント・オンラインでのテクニック

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チームワークを高める4つの方法とは?5つのポイント・オンラインでのテクニック

チームワークが求められる現代の4つの理由

ビジネスを行う上で、チームワークは大切だとほとんどの人が考えているでしょう。またこの考えは昔も今も変わりません。

しかし現代は昔よりも一層チームワークが重視されています。その理由を見ていきましょう。

1. VUCA時代

チームワークが重要視されている1つ目の理由は、現代そして今後が「VUCA時代」であるからです。

VUCAとは

  • Volatility(変動)
  • Uncertainty(不確実)
  • Complexity(複雑)
  • Ambiguity(曖昧)

の頭文字をとったものです。

かつてのビジネス環境は安定していて変化も激しくなかったため、未来の予想が比較的簡単でした。

しかし現代のビジネス環境は過去のビジネス環境に比べて、日々目まぐるしいスピードで、そして短い期間に大きく変化し続けています。

そのため先を読むことが難しく、成果を出すことも難しくなってきています。

このようにビジネスサイクルが短縮した環境で成果を出し続けるためには、柔軟に変化へ対応し、素早く行動することが大切です。

従業員1人1人の能力を高めることは1つの対応策です。しかし、チームワークを向上させ、皆で力を合わせて変化に対応する方が、結果が出るまでの時間は短いでしょう。

また1人1人の能力を向上させるよりも結果的に大きな成果が上がり、将来的にも安定した対応策となるでしょう。

また、日々の業務をスピード感を持って行うことも求められています。例えば生産性を下げることなく、業務効率化を推進する必要があります。

制度を整えることはもちろん大切です。しかしその制度を早く定着させ、有意義なものにするためには普段からのコミュニケーションといったチームワークが必要です。

またアイデアを出す際も、じっくりと考えるより、時代に適応したものを早く作り上げることが大切です。

アイデアの創造に関して、1人だけで考える方法には限界があります。複数の人間が集まったチームで、多くのコミュニケーションを重ねてこそ、より良いアイデアが生まれるでしょう。

2. IT技術の進歩

チームワークが重要視されている2つ目の理由は、IT技術の進歩です。

ITや技術の進歩は業務内容を高度化・複雑化させました。そのため日々の課題への対応を個人の能力で行うことが難しくなってきています。

これにより従来の日本で求められたジェネラリストよりも、現代は専門性を持ったスペシャリストが求められています。

しかし、ただスペシャリストを集めるだけではうまくいきません。各個人がチームとして協力して、初めて成果は生まれるのです。

分野の違うスペシャリストは考え方も違うことが多くあります。そのためスペシャリスト同士をうまく協力させるために、従来よりも一層チームワークが重要視されています。

3. テレワーク・リモートワークの浸透

チームワークが重要視されている3つ目の理由は、テレワーク・リモートワークの浸透です。

新型コロナウイルスの流行を契機に、テレワークやリモートワークが大きく浸透しました。

多くの人が通勤や営業先への移動のストレスが減ったという恩恵を感じています。しかし一方で、コミュニケーションの減少を危惧している人も多く存在します。

上記のように、VUCA時代のビジネス環境を乗り切るためには、皆で協力する必要があります。スムーズな協力のためには良いチームワークが大切です。そして良いチームワークには、日々のコミュニケーションは必要不可欠です。

リモートワークやテレワークによって働く環境が変化したとしても、コミュニケーションの量と質を共に落とすことなく、チームワークを向上・維持しなければなりません。

4. グローバル化によるダイバーシティ経営の重要性

チームワークが重要視されている4つ目の理由は、ビジネスのグローバル化が進んだためです。

またグローバル化が進んだことにより、多様な人材を活かして、その能力を最大限発揮できる機会を与えることで企業価値を高める「ダイバーシティ経営」が求められています。

「ダイバーシティ経営」の成功には、チームワークが必要不可欠です。

グローバル化が進んだことにより、日本の企業は国内企業だけでなく、海外企業と競争する必要性が出てきました。

海外企業も含めたより激しい競争を勝ち抜くためには、様々なスキルを持ったメンバーが必要です。そのためにメンバーを日本人に限らず、多国籍なメンバーを集めることで、より様々なスキルを持ったチームとなるでしょう。

しかし日本人同士でも思想や価値観は違うのに、多国籍なメンバーとなればその違いはより大きくなるでしょう。そのためチームワークを向上させ、この違いによる摩擦を無くさなければなりません。

また価値観や考え方が違うメンバーが揃っているということは大きなメリットでもあります。

変化の激しい現代ビジネス環境では、この各個人の違い柔軟に環境に対応するための武器となるでしょう。この武器を活かすためには、チームワークを整え、各個人の考えが尊重される環境を作る必要があります。

そしてダイバーシティ経営では多国籍な人材の活用だけでなく、雇用促進が進む高齢者や、女性・男性関係なく育児や介護と両立して働きたいといった、多様な人材を活用することも大切です。

このような多様な働き方を受け入れる雰囲気がある企業には、多様なメンバーが集まるためチームとしての思考力が高まり、業績の向上につながります。

また働き手不足の現在の日本で重要な、採用の競合優位性の向上に繋がるでしょう。

チームワークを高める5つのポイント

チームワークを向上させるためには、ポイントを押さえて取り組みを進めなければなりません。

1. ビジョンの設定・共有

チームワークを向上させるための1つ目のポイントは、ビジョンを設定し、共有することです。

まずチームのビジョン設定します。

この際ビジョンが浸透しやすくするため

  • 目的を明確にする
  • 理想の姿を可視化する
  • 具体的な方針を決定する
  • わかりやすく、覚えやすいビジョンにする

この4点を意識しましょう。

そして設定したビジョンをメンバーに共有して、浸透させることが大切です。

2. 具体的な目標の設定

チームワークを向上させるための2つ目のポイントは、具体的な目標を設定することです。

ビジョンの実現には具体的な目標設定が必要です。目標はチーム全体の目標と各メンバー1人1人の目標を設定します。

目標を設定する際は「SMARTの法則」を意識しましょう。

SMARTの法則は、OKRMBOの目標設定にも用いられます。

SMARTとは

  • Specific(具体的)
  • Measurable(計測可能)
  • Achievable(達成可能)
  • Related(関連性がある)
  • Time bound(期限が決まっている)

これら目標設定時に大切な5つの基準の頭文字を表しています。

具体的には

  • 第三者でもわかるような、具体的な目標の設定
  • 目標の達成度合いがわかる定量的な目標の設定
  • 現実的に達成が可能な目標の設定
  • チームのビジョンに関連している目標の設定
  • 目標達成までの期限の設置

ということを表します。

そしてこの5点を意識したうえで、最終的な目標だけでなく、中間目標も定めておきましょう。

中間目標があることで、フィードバックやコーチングがしやすくなります。

またチームのリーダーは、これらを踏まえた上でメンバー各個人の目標管理をしましょう。

メンバーごとの仕事の進捗を把握し、必要があれば相談やサポートを行い、モチベーションの維持に努めましょう。

3. メンバー1人1人の明確な役割設定

チームワークを向上させるための3つ目のポイントは、メンバー1人1人の明確な役割設定をすることです。

メンバーが当事者意識を持って担当業務に取り組めるよう、1人1人に明確な役割を設定しましょう。

メンバーが自分の果たすべき役割が明確に理解できていなければ、能力を最大限に発揮することはできません。

また役割を設定する際には、メンバー個人の得意分野・不得意分野を把握し、本人がやりたい業務も加味して、最も能力を発揮できる環境を与えましょう。

役割分担することで、場合によってはメンバー同士の業務量に差が出ることもあります。

その際はお互いに助け合うことを事前にメンバーへ周知しておくことや、助け合いやすいようメンバー同士の役割を相互理解することも大切です。

4. 現在の課題の明確化

チームワークを向上させるための4つ目のポイントは、現在の課題を明確化することです。

目標達成に向けて行動を始める前に課題を明確化し、できるだけ障害を無くしておけば、目標はスムーズに達成できます。

また各メンバーの課題やチームとしての課題を明確化し、課題に対して意見を出し合ったり、協力するポイントを押さえておけば目標達成までの時間は早められるでしょう。

そして最初だけ課題を明確化するのではなく、定期的にその時々の課題を明確化して、タイムリーに改善に努めることや、助け合い、リーダーのフィードバックなども大切です。

5. 緊密な連絡と情報共有

チームワークを向上させるための5つ目のポイントは、緊密な連絡と情報共有を意識することです。

チーム内で助け合うことが大切と述べましたが、適切な助け合いをするためには情報共有が重要です。

よく耳にする報連相(報告・連絡・相談)をしっかりと行うことは、情報共有の基本であり、チームワーク向上には欠かせません。

情報共有が適切に行われなかった場合、次の行動に移れなかったり、誤った行動をしたりする恐れがあり、その結果生産性が下がることも考えられます。

そのような事態を防ぐために、普段からコミュニケーションをとり、報告や連絡はもちろんの事、相談も気兼ねなくできる組織風土を作っていくことも大切です。

チームワーク向上のためリーダーの心がける4つのポイント

この記事を読んでいる方には、現在チームをまとめている立場であったり、これからそのような立場になる予定の方が多いでしょう。

ここでは明日からでもすぐに実践できる、チームリーダーが心掛けるべきポイントを紹介します。

1. メンバーに期待していることを伝える

チームワーク向上のためリーダーが心掛けるポイントの1つ目は、メンバーに期待していることを伝えることです。

そして期待を伝える際、具体的でわかりやすい期待をよせることが大切です。

縦えば「お疲れ様。今週末までに△△を達成しよう。少し大変かもしれないけれど、私も手伝うから一緒に頑張ろう。」というように、労いの言葉と共に伝えましょう。

メンバー1人1人に期待を伝えることで、程良い緊張感が生まれ、期待に応えようと努力してくれるでしょう。

期待することが有効であることは、科学的にも証明されています。このことを「ピグマリオン効果」と呼びます。

ピグマリオン効果とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上した実験によって確立されました。

 一方で教師が期待しないことによって学習者の成績が下がる「ゴーレム効果」も存在し、期待を伝えることの大切さがわかります。

しかし適切な期待を伝えることを意識し、過度な期待や過度な業務を課さないことも大切です。

ある調査で、社員の 61% 以上が「日々の生産性を妨げる最大の原因」として「仕事の負荷が大きすぎること」だと回答しました。

あまりに過度な期待や業務は、ストレスや燃え尽き症候群といったことにも繋がる可能性があるため、1人1人に合った期待を伝えましょう。

2. 成果を褒める

チームワーク向上のためリーダーが心掛けるポイントの2つ目は、成果を褒めることです。

目標達成できたメンバーを褒めることは、そのメンバーのモチベーションを上げる効果があります。

また褒めるときには

  • 「即時」
  • 「オープン」

この2点を意識して褒めると、高い効果があります。

「即時」とは、目標を達成したメンバーがいたら、時間を開けずに褒めることです。

1週間後など時間がたってから褒めても、モチベーションを上げる効果はあまりありません。

むしろ「今さら褒められても嬉しくない」というように、かえってモチベーションを下げてしまうこともあります。

「オープン」とは、褒める際は1対1の状況よりも、チームメンバー全員が見ている状況で褒めることです。

そうすることで褒められたメンバーは達成感や喜びをより一層感じるだけでなく、それを見ている他のチームメンバーへの刺激にもつながり、ひいてはチーム全体のモチベーションにつながります。

3. 普段から複数人でコミュニケーションを取る

チームワーク向上のためリーダーが心掛けるポイントの3つ目は、普段から複数人でコミュニケーションを取ることです。

リーダーが発端となり、複数のメンバーでコミュニケーションを取ることで、リーダーがいない状況でもメンバー同士がコミュニケーションを取ることへのハードルが下がります。これによりチームワークは向上します。

そして活発なコミュニケーション環境を作る際、役割や役職に関係なく、誰でも対等に意見を述べられる環境、そして失敗した時も報告や相談がしやすい環境を作りましょう。

このような環境は心理的安全性が高い環境と言えます。

心理的安全性が高い環境は自然に発生することがあまりないため、リーダーが率先して環境を整える必要があります。リーダーは否定をせず、自由な意見や相談を促進することが大切です。

高い心理的安全性は良いチームワークに繋がるだけでなく、無駄な時間や労力の削減、離職の防止にも繋がります。

4. メンバーを公平に扱う

チームワーク向上のためリーダーが心掛けるポイントの4つ目は、メンバーを公平に扱うことです。

能力の高いメンバーだけを過剰に評価することや、ミスが多いメンバーだからといって雑用ばかりやらせてはいけません。

能力の高いメンバーばかりに仕事をさせることは、表面的には効率的に感じるかもしれません。

しかし役割分担をしっかりすることで、たくさんの仕事を抱えた人の大きすぎる負担を減らして効率を上げたり、仕事が遅い人であっても経験を積んで高い能力を獲得したりすることができます。

そして役割をしっかり分担する方が、最終的にはチームとして大きな成果を上げることに繋がります。

リーダーは全てのメンバーに対して対等でなければいけないことを意識し、各メンバーに平等な態度や対応を取りましょう。

チームワークを高める4つの具体的な方法

チームワーク向上のためのポイントを押さえた上で、具体的にはどのような施策を取るとよいのか見ていきましょう。

1. 1on1ミーティングの実施

チームワークを高める1つ目の方法として、1on1ミーティングがあります。

1on1ミーティングとは週に1回、30分や隔週に1回、30分といった短いサイクルでリーダーとメンバーが定期的に1対1で話すことです。

1on1ミーティングは、対話の中でお互いの思考の癖や固定概念の理解といった、メンバー間の相互理解ができます。チームワークを高める上では、メンバー間の相互理解は欠かせません。

相互理解がうまくいけば、メンバーが取り組みたいことを引き出して、モチベーションを向上させることもできます。また各メンバーに対する現状把握やアドバイス、そして成長へも繋がります。

1on1ミーティングは簡単に始められるという良さがあります。

しかしスケジュールを前もって押さえ、当日までにお互いに準備することが大切です。

リーダーは、なにを話すべきか決めておきましょう。またメンバーには、事前に聞きたいことを整理しておいてもらいましょう。この準備によって1on1ミーティングを有意義な時間にできます。

これらの問題を解決するツールとして「Co:TEAM(コチーム)」というサービスがあります。

Co:TEAM(コチーム)はスケジュール管理やアジェンダ提案など、1on1ミーティング支援機能に加え、目標管理や称賛・フィードバックをそれらと有機的につなぐパフォーマンスマネジメントツールです。

Co:TEAM(コチーム)について詳しく知りたい方は、以下よりご覧ください。


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2. ランチミーティングの実施

チームワークを高める2つ目の方法として、ランチミーティングがあります。

ランチミーティングとは、昼食の時間に会議や意見交換会を開くことです。

 かしこまった会議とは異なり、食事をしながらフランクに会議ができます。また勤務中の時間を削ることがないため、時間を有効に活用できます。

そしてランチミーティングは、チームの交流を深めることにとても適しています。

職場以外のリラックスした空間で同じ時間を共有することで、コミュニケーションが活発になるため、業務以外の相互理解も深まりチームワークが向上します。

また価値観の変化により、業務時間外の飲み会といった交流には参加したくない人が増えてきています。従来はこのような時間にコミュニケーションをとり、チームワークを高めていた面があります。

しかし現在は価値観の変化、そしてコロナウイルスの影響もあり、このような時間が確保しにくくなってきています。

その点ランチミーティングであれば気軽に、そしてストレスなく行えるためチームワーク向上に効果的です。

3. サンクスカードの導入

チームワークを高める3つ目の方法として、サンクスカードがあります。

サンクスカードとは、メンバー同士が仕事の中で感じた感謝を伝えるため、その気持ちをカードに手書きで書いて送り合う取り組みです。これにより互いの感謝の気持ちが可視化され、手に取って形に残せます。

サンクスカードは、社内のコミュニケーション促進や、メンバーの仕事に対するモチベーション向上に効果があります。

これらが高まることは、チームワークの向上に繋がりります。またポジティブな気持ちを普段から互いに伝え合うことは、チームとしての雰囲気を明るくするため、メンバーにとって居心地の良いチームになるでしょう。

特に新人の場合、サンクスカードを受け取ることは達成感ややりがいに直結しやすいため、サンクスカードは新卒を多く採用している企業にとって有効な方法です。

実際に東京ディズニーリゾートや日本航空株式会社(JAL)といった、チームワークに定評のある企業でサンクスカードは導入されています。

4. チームビルディングゲームの開催

チームワークを高める4つ目の方法として、チームビルディングゲームがあります。

チームビルディングゲームとは、ゲームを通してビジネススキルや思考の成長ができる経営の疑似体験型ゲームのことです。

このゲームを通して、チームメンバー全員が1つの目標に向って一致団結することが経験できるため、高いチームワークを備えたチームを作ることに役立ちます。

また受動的な座学に対し、このゲームは参加型なのでメンバーは能動的・主体的になります。そのため、モチベーションを保つことが難しい研修などで特に有効な手段でしょう。

チームビルディングゲームには、室内でできるものから運動を伴うため屋外でするものまで、さまざまな種類があります。

室内でできるゲームの例として

  • NASAゲーム
  • The Shop
  • マシュマロチャレンジ

屋外でするゲームの例として

  • 地図作りゲーム
  • チャンバラ合戦

などがあります。

テレワーク・リモートワークでチームワークを高める3つの方法

チームワークを高める具体的な方法を4つ挙げました。しかしテレワークやリモートワークが進んだため、この4つは実施が難しいという場合があるでしょう。

そこでテレワーク・リモートワーク下でもチームワークを高められる方法を紹介します。

1. ビジネスチャットを使用する

テレワークやリモートワークでチームワークを高める1つ目の方法は、ビジネスチャットを使用することです。

テレワークやリモートワークでは、対策を取らなければメンバー全員が会社に出社するよりもコミュニケーションは格段に減ってしまうでしょう。

コミュニケーションは前述の通り、チームワーク向上には欠かせません。そのためコミュニケーションが減ってしまうことは何としても避けなければなりません。

そこでコミュニケーションを促進するためにビジネスチャットを使うと良いでしょう。

ビジネスチャットはリアルタイムでの受け答えが可能なため気軽に連絡が取れ、コミュニケーションの量・スピード共に向上します。

またオフラインで発言することが苦手なメンバーは、ビジネスチャットによって発言がしやすくなることもあり、従来は無かったコミュニケーションが生まれることもあります。

仕事にかかわるやり取りはもちろん、業務外の会話もビジネスチャットで行うことにより、結束力や連帯感が強まってチームワークが向上するでしょう。

業務外の雑談のためのチャットグループを作るときは、リーダーはコンスタントに自分から発信することを心がけましょう。

自分から雑談を発信することは、多くの人が躊躇ってしまうでしょう。そのため会話の場を作るだけ作って、機能しなくなってしまわないよう、リーダーが発信を続け、メンバー全員が気軽に発信できる雰囲気を作り上げましょう。

2. オンラインイベントの開催

テレワークやリモートワークでチームワークを高める2つ目の方法は、オンラインイベントを開催することです。

イベントを開催することは、メンバー同士の交流を深めるため、チームワークの向上に効果的であると分かるが、オンラインになると何をすればよいのかわからないという方も多いでしょう。

オンラインイベントの例として

  • オンラインビンゴ大会
  • 超・接写クイズ
  • 人狼ゲーム

などがあります。

また話題になった「zoom飲み」もオンラインイベントとして有効でしょう。

これらを開催する際は、ビンゴ大会の景品やzoom飲みの費用を会社が負担すると参加率や満足度が高まるでしょう。

3. 無料オンラインレッスンの開催

テレワークやリモートワークでチームワークを高める3つ目の方法は、無料のオンラインレッスンを開催することです。

例として

  • ヨガのレッスン
  • 英会話教室
  • マインドフルネス教室

などがあります。

これらを開催するときは、出社しているメンバーの参加ハードルを低くするため、オンライン・オフラインどちらからでも参加できるようにすると良いでしょう。

無料レッスンは複数人で同じことをするため、コミュニケーションが生まれます。また部署や役職などの垣根を越えて、普段接することのないメンバー同士の交流にも繋がります。

そのため会社全体としてのチームワーク向上に繋がります。また例として挙げたレッスンは、福利厚生としての満足度が高まると同時に、参加メンバーにとって様々な良い効果が現れるでしょう。

ヨガは身体的な健康、英会話はスキルの向上、マインドフルネスは心と体の健康に繋がります。

実際にマインドフルネスはGoogleやYahoo、メルカリといった企業で導入されています。

まとめ

チームワークを向上させることは簡単そうに見えて、多くの意識するべきことがあります。

特にチームリーダーには多くのことが要求されるでしょう。

この記事で紹介したポイントや方法が、チームワーク向上の手助けになれば幸いです。

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